皆さんこんにちは、旅行大好きちぃです。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回は台南の中心にある、『林百貨店』についてご紹介します。ここは、日本統治時代の活気ある街を体験できる建物です。もちろん戦争は人々を不幸にするもの、しかし昔の生活を垣間見るには、とてもおすすめな場所です。
あなたも一緒に、『林百貨店』へタイムスリップしましょう!
台湾周遊旅行と台南での宿泊施設の記事は、こちらをご覧ください✍️
『林百貨店』はどんなところ?

1階の様子
林百貨店を建てたのは、山口県出身の実業家 林方一(りん・ほういち/リン・ファンイー) です。
幼い頃から苦労を重ね、1932年、最新設備を備えた「林百貨店」を開業。しかし、同年に病に倒れ、オープン後のわずか5日後に旅立ちました。
林百貨店(ハヤシデパート)とは
1932年、日本統治時代に台南で開業した近代的百貨店です。台湾初のエレベーターを備え、当時の最新文化の象徴として人気を集めました。戦後は公的機関として使われましたが、老朽化で長く閉鎖。その後修復され、2014年に文化と観光の拠点として再びオープンしました。
ここは台南市政府が所有する市定古蹟で、現在は民間の高青開発(Koche Development)が管理運営を委託されています。
今年は再オープンして11年目、企画展も見てきましたよ!
なお営業時間は11時00分~21時00分で、年中無休です。
正面玄関から店内へ入る
大通りに面して、開き扉があります。

店先にレイアウトされた自転車
外側には古い自転車が飾っており、時代が止まっている感じです。扉は小さいので、商店みたいですね。
1階の店内は食べ物を中心とした土産物がたくさん並び、多くのお客さんが入っています。
その隣にある小部屋には専門店があり、デパートの高級感を演出。床・壁も昔のまま、天井は低めです。階段脇にトイレがあり、狭いながらも機能的です。

トイレの入り口
扉は、小さい頃に通った木造小学校を思い出します。

その前には、スタンプ台があり、3種類から選んで誰でも自由に利用できます。私も記念に、パンフレットへ押して持ち帰りました。

エレベーターの説明
建物の奥には、建設当時からあるエレベーターが稼働しています。元々6人乗りでしたが、

保存保護のため現在は4人乗りです。しかも速度は遅いので、エレベーター口に列ができていました。

エレベーター前の看板
私も並びましょう。
乗り込むと、5階までゆっくりと上がっていきます。途中下車はありませんでした。これは貴重な体験!日本でも同じ時代に設置されたエレベーターを見たことはありますが、運行中止していました。ここもいつかは中止する可能性がありますので、早めに乗っておいた方が良いですよ😊
屋上階から眺める街並み

デパートの屋上、奥はお土産ショップ
5階に到着しました。ここはレストラン街ですので、後ほど寄ります。屋上には、有名な『林』印の饅頭オブジェが並んでいますが、迂闊に触ってはいけません。屋上は結構狭く、周囲の壁が低めです。そのため、台南の街並みを四方から眺めることができます。

屋上から望む台湾市街
その奥には、お土産ショップがありました。

店内の商品展示
オリジナルキャラクターの女の子が可愛く、どれも欲しくなってしまいます。荷物の量を考え、コースターとメモ用紙を購入。これは、自分用と家族へのプレゼントにしよう!かさばらず、重さも軽い。

オリジナルキャラクターのメモ用紙

メモ用紙:90NTD(約450円)
この商品の会計をするため、レジへ持っていきます。少し日本語と英語ができるスタッフと、工夫しながら会話します。在庫の新品商品をチェックしたり、プレゼント用紙袋を用意したりと、細かく私の希望を叶えてくれました。本当にありがたいですね!しかもこのコースター、他のお土産店より20NTD(約100円)も安かったので、ラッキーでした。

コースター:230NTD(約1150円)
お土産ショップの買い物を終え、その奥にある神社へ参拝します。元々はその左側のスペースにあったそうですが、保存のために移動しています。

屋上から望む6階の様子
さらにその場所の壁には、戦争の爪痕である弾丸跡が修理せずにそのままの姿が残っていました。

壁に弾丸を受けた跡が見える
この台南でも、第二次世界大戦の戦禍を受けました。様々な歴史を重ね、忘れてはいけない記憶を知るきっかけを与えていただいたと感じました。過去を忘れず、より良い世界へ向かうことが大事ですね!
5階のレストランショップ

豆花:80NTD(約400円)
ちょっと豆花で、おやつタイムとしましょう。ここには2店舗あり、レストランスタイルと喫茶スタイルです。今では各階にある専門店と上層階のレストランは、デパートスタイルは当たり前すぎて何の刺激もありません。しかし、一つの建物で様々なジャンルの商品のショッピングができるなんて、当時の多くの方がワクワクしたことでしょう。

喫茶店の入り口にある看板
そんな気持ちを想像しながら、喫茶店へ入ります。

カウンターといくつかのテーブル席があり、どの空間もモガとモボがお茶してそうです。キッチンに繋がったレジで、先に注文とお会計します。手際よく、女性スタッフが調理と受付をこなしていました。
会計の時に渡された呼び出しベルがなり、注文した豆花を受け取ります。

それを持って、窓際のカウンターに座ります。ここから見える外の様子もオシャレ。

昔の配達用自転車が置かれ、ステンドクラスのようなウィンドーが古き良き時代を感じさせます。

豆花は、暑さで疲れた体に染み渡ります。店内はたくさんのお客さんが談笑していますが、その中国語も良いBGMとなって異国感を味わえました。
4階から2階の様子

企画展のフロア
休憩して、また体力回復しました。エレベーターは上りしか営業していないため、階段で降りていきましょう。

1階から望む階段
その階段のレイアウトが、これまた💓

階段の踊り場
アンティークな椅子に、鍵あみの毛糸カバーがかかっており、ほっと一息つける展示。

店内のちょっとした空間に、レトロな蓄音機や

レジスター機が置いてあり、館内全体が昭和初期の時代なんです。

店内の展示物
一つ一つに感動していると、4階にオリジナル漁師バッグの店舗がありました。祖母の家で昔見た足踏みミシンに、作りかけの漁師網の生地が挟まれた展示から目が離せなくなってしまいました。

台北で見た同じようなバッグよりも、商品価格が高め。手に入れるかどうするかと悩んだ挙句、同じフロアを一周します。私は悩んだ時、しばらく時間をおくと気持ちが落ち着き購入をやめることが多いです。最近では、購入欲がさらに落ちています。
しかし、今回は違いました。再びその店舗に戻って、店員に話しかけてしまいます。ここの店では生地と縫い方に注意を払い、より軽くより丈夫な商品作りに心がけていると説明されます。確かにしなやかなのに、しっかりしている。生地目は縦方向なので、他の商品と違う。気がついたら、3種類の色からどれにしようかと手に取って選んでいました。

オリジナル漁師バック:620NTD(約3100円)
もうこうなったら、買い物欲が止まりません。

3階の様子
別のフロアでは、オリジナル小物ケースを購入。一つ一つのデザインが斬新かつ、日本でも使えそうなものばかりなんです。

オリジナルケース:490NTD(約2450円)
展示品フロアにも寄りましょう。日本語表記と絵や写真で、大体の内容が分かります。
数々のオリジナルグッズや、台湾の名産品の数々が売られており、この店舗だけでお土産購入が完結してしまいます。

紙袋は有料でしたが、重厚感がありとても可愛いですね!

デパートの紙袋1枚:3NTD(約15円)
私の好きな、台湾コスメブランドの阿原(YUAN ユアン)や大春(DACHUN ダーチェン)ソープも入っていました。

別店舗で購入した大春(DACHUN ダーチェン)ソープの様々な商品
タックスリファンドについて

店内でのタックスリファンドの案内
やっと1階に戻ってきました。このままでは、私は破産する⁉︎と息切れ気味です😅少しでも、使ったお金を取り戻したいと思います。
ここには、タックスリファンドがあるんです!1階フロアの奥、エレベーターの近くにあります。
【 タックスリファンドの手順(桃園国際空港の場合)】
1. 免税店で購入する
- 「TAX FREE」の表示がある加盟店で、
1店舗あたり2,000元以上 を購入。 - パスポートを提示して、免税書類(レシート)を受け取る。
2. 空港で手続きする
- 出国時、空港の「Tax Refund Counter(退税カウンター)」へ。
- パスポート・搭乗券・免税書類・買った商品を提示する。
3. 払い戻しを受け取る
- 現金(台湾元)または指定口座へ返金。(手数料が差し引かれます)

桃園市で手に入れた、タックスリファンドの書類
ここで手続きした書類は空港で提出しましたので、他のデパート内で受け取った用紙を載せておきます。
なお、レストランでの支払いは、免税対象に含まれないです。私は2100NTDほどの購入でしたので、迷わず手続き。この書類を持って、帰りの桃園国際空港で還付を受けました。

MRT桃園空港駅からエスカレーターで上がったところに、看板があります。道なりに進むとタックスリファンドの窓口にたどり着きます。桃園国際空港のタックスリファンドの情報も載せておきますね。
さて林百貨店でのお買い物では、私はお得なクレジットカードを使いました。そのおすすめのカードをご紹介しますね!
ここでエポスカードとは、株式会社丸井グループのクレジットカード会社が発行するカードをいいます。
🌍 エポスカードの旅での便利ポイント
- 海外旅行保険が利用付帯*
- 台湾でも使えるVisaタッチ決済対応
- 緊急時のサポートデスクあり(日本語OK)
- 海外キャッシングも可能で、現地通貨がすぐに手に入る
- プライオリティ・パス(プラチナカード)でラウンジ利用可能
*利用付帯とは、航空券やホテル滞在費などの旅行に関わる費用をクレジットカードで支払うことで、特典として海外旅行保険に加入できるサービスです。ノーマルカードから補償があり、出発から90日間の滞在期間に対応します。
買い物はもちろん、Visaタッチ決済対応で行いました。私は携帯電話のウォレット機能と連携して使ってますので、現金もクレジットカードも出さずにカードリーダーへかざすだけで購入完了です👍
更には海外旅行保険もついていますので、安心して旅行もできました!一枚持っておくと、便利なクレジットカードですので、ぜひあなたも利用してみてくださいね🙆♀️
まとめ

台南旅行でフラット寄り道しましたが、これから旅されるあなたはぜひ目的地の一つとして行かれてくださいね!古き良きレトロを味わえるだけでなく、質の良い台湾ブランドのお土産を手に入れることができますよ。このお店のポイントをまとめました。
【林百貨店のおすすめポイント】
- レトロ感を感じられる 歴史を肌で学べる
- オリジナル商品・台湾各地の名産を購入できる
- 手軽に台湾グルメを堪能できる
- タックスリファンドの利用可
- 昔のエレベーターに乗れる 日本ではなかなか体験できない
いかがでしたか?
林百貨店は台北・桃園国際空港からドアツードアで概ね3時間、また高雄空港から2時間弱と比較的アクセスが良いです。ぜひ、訪れてみてくださいね!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次のブログで、お会いしましょう👋





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