*この記事に記載されている内容は、個人の体験談であり、すべての方に該当するものではありません。
検診を受けようと思ったきっかけ
皆さんこんにちは、タイ大好きなちぃです。
そろそろ職場では、健康診断の時期ではないでしょうか?
以前の職場では夜勤業務を請け負っていましたので、私は年2回行っていました。
しかし、意外と足りない検査が多いものです。
本来なら、数年ごとに検診を受けるべきこともあります。
実は正直、忙しさを理由に調べなかったんです。
分かっていたにも関わらず実行していませんでした、、、、医療者として失格ですね😣
それでは皆さんに、私の体験談をお伝えしますね!
検査を受ける目的はなんでしょうか?

検査って、嫌ですよね?なんだか悪いところが見つかりそうで・・・
あなたのそのお気持ち、わかります。
本来の目的は、早めに体調の変化に気づき修復する。
そして、より健康的な生活を送れるようにサポートしていくことです。
職場で行われる健診は、定期的にチェックして継続的に就労できることを目的とします。
しかし、生活習慣病予防に注力されていますが、がん予防に対しては弱いと思います。
もちろん、職場ごとの契約で内容は変わります。
ではどうしたらいいでしょうか?
一つは人間ドックが挙げられます。
がんだけではなく、脳ドックなどの様々なオプションの選択ができます。
しかし問題は、費用が高めなこと。
家庭があり、今後自分だけでなく家族全体を考えなければいけない方には必要かもしれません。
私は独り身であり、家系で脳疾患を患った者はいません。
それでは職場の健診を活かして、不足した検査を受けようと考えました。
今後タイ移住するにあたり、健診の機会が少なくなります。
もちろんタイでの医療は充実していますが、日本の医療制度と比べて高額な費用がかかります。
日本で検査を、早い時期に受けようと思ったのです。
検診の選び方と予約方法とは?

ところで、各自治体より「がん検診のお知らせ」について郵便物が届いたことはありませんか?
横浜市は制度が充実しており、毎年お知らせが送られてきました。
胃がんや肺がん、男性なら前立腺がんで女性なら乳がん・子宮がんなどですね。
その中で、職場の健診でない項目を選びました。
横浜市健康診査で届くお知らせにはQRポイントがついており、携帯電話で読み込むと対応する多くの病院・クリニックが出てきます。
私は立地と自分のスケジュールと照らし合わせながら、それぞれの検査を予約してきました。
中には、歯科検診や内視鏡検査は項目がありません。
それらはかかりつけ医への予約と、新たにクリニックを探しました。
今後継続して検診を受けられるよう、利便性の良さを重視して選択しました。
私が体験した健診について
それでは、実際に私が受けた検診を、順を追ってご紹介しますね!
一部進行形の検診もありますが、途中経過をお伝えします。
検診① 乳がん
まず乳がんについて、女性にとってチェックすべき項目ですよね?
検診のお知らせが届いた40代に、1度受けたことがあります。
いろんな理由を考えて、その後受けなかったのです。
その一つに、マンモグラフィーを受けた時に痛みと2度撮影したので嫌になったのです。
マンモグラフィーとは、乳房を2枚の板で挟みレントゲン撮影をする検査のことです。
いやいや、多くのがん患者さんと仕事で携わっていたのに、そんな理由で拒否するのはダメじゃないですか!私😅
今回は、徒歩圏内で土日に受診できるクリニックを探しました。
『かなこレディースクリニック 横浜みなとみらい』をネットで予約。

『かなこレディースクリニック 横浜みなとみらい』の公式サイトより抜粋
『かなこレディースクリニック 横浜みなとみらい』の公式サイトはこちら➡️『かなこレディースクリニック 横浜みなとみらい』
新高島駅近くにあり、ビル4階に入っています。
予約時間20分前に到着しましたので、廊下の待ち合いイスで待機。
中ではヨガセミナーが開催されていました。
このクリニックの特徴はスタッフ全員が女性のため、安心して検査と診察が受けられることです。
受付では横浜市検診クーポンを確認、検診以外のオプションメニューの紹介がありました。
ちょうどその頃左胸の違和感があり症状を伝えると、自費扱いのオプションメニューではなく診察として切り替えてもらえました。
ご存知の方が多いかと思いますが、症状がある場合は診察のため健康保険制度を使って医療費を支払うこととなります。
つまり、『〇〇病の疑い』と診断がつき、必要な検査を健康保険の費用で賄うことができます。
就労している方のほとんどは、3割負担の支払いとなるのです。
私が受けた検査はマンモグラフィーと乳腺エコー、医師の診察です。
マンモグラフィー(乳房X線検査)とは
X線を使って乳房内部を撮影する検査:乳房を2枚の板で挟み、X線を使って内部を撮影します
乳腺エコー(超音波検査)とは
超音波で乳腺の状態を観察する検査:ゼリーを胸に塗り、超音波をあてて乳腺の様子を画像で確認します
その日のうちに結果説明があり、異常なし・2年後の検診の説明で終了となりました。
費用は半額以下で、心配していた思いも吹っ切れました!
検診② 婦人科検診

続いては、婦人科検診です。
こちらも横浜市検診クーポンを利用しました。
横浜市は子宮頸がんに対して力を入れており、HPV健診をクーポンを使って受けることができます。
HPV健診は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を定期検査です。
主に30歳以上の女性が対象で、細胞診と併用されることが多いです。
いきなり陽性になるのではなく境界線と診断され、経過観察や場合によっては高度異形成と診断されて治療を要することもあります。
横浜駅近くの『ルナレディース横浜駅前院』を、ネットで予約。

『ルナレディース横浜駅前院』の公式サイトより抜粋
『ルナレディース横浜駅前院』の公式サイトはこちら➡️『ルナレディース横浜駅前院』
駅2分のビル7階にあり、毎日夜8時まで営業しているので、仕事帰りでも利用しやすいです。
検診で主に調べるのは子宮頚がんで、内診で組織をとる検査です。
組織をとる場合はやや痛みを伴いますので、希望の検査方法を選択することができます。
約1ヶ月後、結果を聞いてきました。
HPVは陰性、5年後の検診でよいとのこと。安心しました😊
ただし、他の自治体ではHPV検査を行っていないこともあるので、 細胞診(子宮頸部細胞診)をおすすめします。
1. 細胞診(子宮頸部細胞診)
- 子宮の入り口(子宮頸部)の表面を、やわらかいヘラやブラシで軽くこすって細胞を採取し、顕微鏡で異常な細胞がないか調べます。
- 痛みはほとんどなく、短時間で終わる検査です。
2. HPV検査
- 細胞診と同様に採取した細胞を使い、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染があるかを調べます。
- 細胞診と併用することで、より精度の高い検診が可能です。
3. コルポスコピー(腟拡大鏡診)・組織診
- 細胞診で異常が見つかった場合、コルポスコープという拡大鏡で子宮頸部を観察し、必要に応じて組織の一部を採取して詳しく調べます。
4. 内診・直腸診
- 医師が膣や直腸に指を入れて、子宮や周囲の臓器の状態を調べます。
5. 超音波(エコー)検査
- 腟またはお腹の上から超音波をあて、子宮や卵巣の状態を画像で確認します。
6. 画像検査(CT、MRI、PET)
- がんの広がりや転移の有無を調べるため、CTやMRI、PET検査が行われることもあります。
7. 腫瘍マーカー検査
- 血液検査でがんに特徴的な物質(腫瘍マーカー)の値を測定し、診断や治療効果の判定に使います。
通常は「細胞診」と「HPV検査」が基本の検査で、異常があればさらに詳しい検査(コルポスコピーや組織診など)に進みます。定期的な検診が早期発見につながります。
検診③ 胃カメラ(胃内視鏡検査)

胃カメラは胃内視鏡検査と呼ばれます。
胃カメラ(胃内視鏡検査)とは:
口または鼻から細い内視鏡を挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です
胃痛や胸焼けなどの症状の原因究明や、胃がん・食道がんなどの早期発見が目的です
健康診断では『胃部エックス線検査(バリウム検査)』がありますが、最近ではあまりおすすめされないです。
胃カメラのメリットは、検査中に小さなでき物(ポリープ)を発見しやすく、見つかった時その場で取れることです。
治療する場合、小さな胃がんは胃カメラで手術もできます。
横浜市検診クーポンでは胃カメラはついています。
ですが、今後のかかりつけ医としてお願いできるクリニックを合わせて探すことにしました。
インターネットで予約ができ、当日検査結果がわかるところ・・・ありました!
横浜市・三ツ境駅近くにあります、『横浜LA内科・内視鏡クリニック』です。

『横浜LA内科・内視鏡クリニック』の公式サイトサイトより抜粋
『横浜LA内科・内視鏡クリニック』の公式サイトサイトはこちら➡️横浜LA内科・内視鏡クリニック
前日に受診の連絡があり、予約日を忘れにくいです。
事前に同意書のサインをネット上で登録できるので、用紙を忘れることがなく煩わしさがありません。
なお検査準備のお知らせがあるので、タイミングよく食事調整などができます。
検査当日、受付よりピロリ菌検査の追加と、検査中に眠れるように鎮静剤使用の提案がありました。
注射を行う際に合わせて採血検査ができるので、ぜひにとお願いすることにします。
その後の検査の流れです。
1 着替えもなく、ストレッチャーにそのまま乗り、腕に注射(血管確保)をします
2 先に採血した後、寝たままで内視鏡室へ搬送
3 説明があり、左向きに横になります
4 注射より鎮静剤が入り、意識がなくなり検査開始
夢の中にいる間に、全てが終わります。
次に気がついた時は、「検査が終わりましたよ、辛くないですか?」の看護師の声掛けでした。
目覚めた後に医師からの結果説明がありました。
来院から1時間弱で終了です。
ピロリ菌の採血結果は、異常がなければメールでお知らせがあります。
まずまずの結果で、次回は2年後の検査で大丈夫とのこと。
簡単、痛くない、スタッフ全員で声をかけてくださるので安心感が半端ないです!
検診④ 歯科検診

以前より4ヶ月ごと行っています。
特にタイでの歯科治療は、他の治療と比較すると非常に高いです。
日本にいる間に、綺麗にしておこうと考えました。
調べてもらうと、1箇所新たな虫歯を発見!
他の歯と比較して治療が難しく、私に最適な方法を提案してもらいました。
自費診療で手頃な方法でお願いします。
合計7回通院して、最後は自分専用のマウスピースを作成。
今後は定期検診で暫く安泰です。
歯は食事の問題だけでなく、年齢を重ねると発症しやすい肺炎予防に欠かせません。
早めのケアが大事ですね!
検診⑤ 大腸検査(内視鏡検査)

こちらは大腸内視鏡検査と呼ばれます。
大腸内視鏡検査とは:
肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を直接観察します。大腸がんやポリープ、炎症性疾患の診断・治療に用いられます
先ほどの『横浜LA内科・内視鏡クリニック』でお願いできますが、少し離れた場所なので近くのクリニックを探すことにしました。
理由は下剤を使用するので、移動途中が心配だったからです。
この検査も、 横浜市検診クーポンではついていません。
血便検査はありますが、職場の健診の項目に入っています。
大腸検査のまとめです。
検査名 | 方法・特徴 | 主な目的 | 準備・注意点 |
---|---|---|---|
大腸内視鏡検査 | 肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察 | 大腸がん・ポリープの発見・治療 | 前日から下剤服用・食事制限 |
便潜血検査 | 便を採取して血液の有無を調べる | 大腸がんのスクリーニング | 特別な準備不要 |
大腸CT検査 | CTで大腸の画像を撮影 | 病変の立体的把握 | 下剤服用・食事制限 |
まずは大腸内視鏡検査を受けられることで、がんの早期発見につながります。
ここで、ちょっとしたポイントです。
検診目的で受診した場合、自費扱いになります。
しかし、症状があった場合は、病気の可能性がありますので保険診療扱いです。
「お腹が痛い」「便秘が続く」など、何らかの症状がありましたら、ぜひ医師へ相談しましょう。
検査の必要性を一緒に考えてくれます。
私は一度受診し、8月に検査予約となりました。
きちんと受けられるよう、しっかり準備していきますね。
検診後の感想・まとめ

4つの検査が終わり、すごく気分が晴れやかです。
乳腺の症状があった時、内心かなり心配でした。
もし乳がんであったら、どんな検査を受けて治療が続くかをよく知っているだけに想像が膨らんでしまいます。
医療者らしからぬ行動でしたが、検査が終わった今は『心配する前に、早く検査に行ってね!』と声を大きく言いたいです。
万が一がんが見つかった時は、早めに治療ができます。
日本の医療制度は高額療養費制度や限度額適用認定証制度があるので、安心ですね!
制度名 | 概要 | 支払い方法の違い | 自己負担限度額の決まり方 | 申請方法・タイミング | 対象外となる費用 |
---|---|---|---|---|---|
高額療養費制度 | 1か月間に支払った医療費が自己負担限度額を超えた場合、超過分が払い戻される制度 | いったん全額(3割等)支払い、後日超過分が払い戻される | 年齢・所得区分ごとに国が定める金額 | 医療費支払い後、保険者に申請 | 食費・差額ベッド代・先進医療費等 |
限度額適用認定証制度 | あらかじめ認定証を取得し、窓口支払い時から自己負担限度額までで済む制度 | 認定証を提示すれば、窓口支払が限度額までで済む | 年齢・所得区分ごとに国が定める金額 | 事前に保険者へ申請、認定証を取得 | 食費・差額ベッド代・先進医療費等 |
限度額医療制度を使えば、大きいお金を用意することなく支払いが可能です。
更にはマイナンバーカードに保険証を登録し、医療施設の窓口で認証する際に上記の制度を簡単に申し込みができます。
健康について気になる40代50代のあなた、これをきっかけに受けてくださいね!
いかがでしたか?
忙しい日々の中、自分のケアを後回しになりがちかと思います。
今後もみなさんに役立つ情報をお伝えしていきますね!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
また次回のブログで、お会いしましょう😄
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