チェンマイ水道水は飲めない?移住者のリアルな水事情

チェンマイの水道水と給水機とペットボトルのイメージ

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*日本円換算は1バーツ=約4.8円(2026年8月現在)の為替で計算しています。

皆さんこんにちは、タイ大好きちぃです。

タイ移住する前から、私は「水道水が飲めない」と知っていました。

「じゃあ毎日の水はどう確保すればいいの」

「給水機とペットボトルはどう使い分ければいい」

と、移住したばかりの頃の私が実際に悩んだところでした。

この記事を読めば、チェンマイでの給水機・ペットボトルの使い分け方、水道料金の実際の金額、そしてうがいや傷の手当てなど生活シーンごとの水との付き合い方がわかります。

では、行ってみましょう!

目次

なぜチェンマイの水道水は飲めないのか

老朽化した配管と負圧による逆流

チェンマイに限らずタイ全般で言われることですが、水道水をそのまま飲むことはおすすめされていません。

理由は水源や浄水処理そのものにあるのではなく、家庭に届くまでの配管にあります。水圧が不十分な地域では、多くの建物が吸引ポンプで無理やり水を汲み上げており、この時に配管内が負圧になって、周辺の地下水や汚れを逆に吸い込んでしまうことがあるそうです。

浄水場自体はWHO基準を満たしている

浄水場を出る段階の水質は、WHOの基準を満たしていると言われています。

浄水場自体の水質には問題がなく、家庭に届くまでの「配管」に原因があるというのが、タイの水道水問題の本質です。

私自身、この配管の問題を身をもって経験しました。入居したてのコンドミニアムで、水道水用に蛇口をひねったら茶色い水が出てきたのです。

もう一つ、大雨の後にメーカーポン村を訪れた時にも、完全に茶色い水が出てきて、手を洗うのも躊躇したことがありました。雨季の大雨の翌日などは、この現象が起きやすいようです。

私の飲み水事情|給水機とペットボトルの使い分け

給水機の使い方と購入方法(現金・コインが主流)

私が住んでいるコンドミニアムには給水機が設置されていて、多くの住人がここから飲み水を確保しています。使い方はシンプルで、専用のボトルやタンクを持って行き、コイン(1・2・5・10バーツ)を投入してその場で汲むという方式です。

コンドミニアムに置いてあるタイの給水機
タイの給水機

【操作方法】

①コイン投入口へコインを入れます。お釣りは出ません。

②緑色のボタンを押します。もう一度押すことで、一時停止もできます。

これだけの操作ですが、最初はボタン操作が分からず、床を水浸しにしていたことがありました。また、少量の給水機の水を入れた後、ボトル内を洗ってから水を汲んでいます。

給水機はまだQRコード決済に対応していないところがほとんどです。セブンイレブンでの買い物のお釣りなど、日頃から小銭を意識して貯めておくと安心です。

6Lタンクの給水機水は必ず加熱してから

私は6リットルの容器に給水機の水を汲み、3〜4日かけて飲み切るようにしています。保管場所は常温ですが、直射日光は避けています。塩素が入っていない分、水道水よりも傷みやすいという理解のもと、この給水機の水は必ず一度沸かしてから口にしています。

味は硬水のため、日本人には馴染みのないものです(コントレックスみたいな感じ)。沸騰後に1分ほどケトルの蓋を開けて蒸気と共にカルキを逃すと口当たりが良くなりますよ。

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生水として飲むのはペットボトルのみ

タイ人をはじめ、多くの方は給水機の水を生水として飲んでいます。ただし、汲んだ後1〜2日で飲み切るか、冷蔵庫で保管する方法をとっています。時折、給水機の前で小さなボトル持参をして、少量ずつ購入している人の姿を見かけることがあります。

私の場合ですが、生水として飲むのはペットボトルの水だけと決めています。給水機の水と役割をはっきり分けることで、自分の中の安心基準を保っています。

【コラム】水道局の無料給水スタンド事情

水道局の無料給水スタンドについて、私はバンコクにあることを、少し前に聞いたことがありました。しかし、チェンマイ在住のタイ人の友人に聞いたところ、「知らない」と返事がありました。まだ浸透していない情報の一つと思い、調べてみました。

PWA全国234支店で1人1日20Lまで無料

タイの水道事業は、地域によって管轄する組織が分かれています。バンコク・ノンタブリー・サムットプラカーンの3都県はMWA(首都圏水道公社)が管轄しており、こちらは18支店限定で独自の無料給水サービスを展開しています。

一方、チェンマイを含むそれ以外の地域はPWA(地方水道公社)の管轄です。PWAは全国234支店に無料の浄水スタンドを設置する事業を展開しており、RO(逆浸透)とUV殺菌で処理した水を、1人1日20リットルまで無料で提供しています。つまり、チェンマイでこの制度を利用する場合は、MWAではなくPWAの支店を確認する必要があるということです。

タイ国民ID登録が前提の制度という現状

この制度はタイ国民ID番号での登録が前提とされており、外国人がそのまま利用できるかどうかは支店ごとの運用次第という現状です。

私自身使ったことがないので、機会があれば確認してみたいと思います。

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生活シーン別・水道水との付き合い方

チェンマイで生活してから、タイ旅行で来ていた時と少しずつ変化がありました。以前は数日の旅行の翌日から働くことがほとんどでしたので、体調管理にはシビアに対応していました。うがいはペットボトルのみ、屋台の氷は徹底して口にしないなどです。

また今でも続けていますが、腸内環境に気をつけて自己免疫力はなるべく保つようにしています。ヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的に食べて、整腸剤(ミヤBM®️やビオスリー®️など)を毎日摂るようにしています。

うがい・歯磨きは徐々に切り替えた

移住してからの数ヶ月で、私なりに水道水との距離感が定まってきました。うがいや歯磨きについては、最初はペットボトルの水を使っていましたが、徐々に水道水に切り替えました。飲み込まなければ大きな問題は少ないというのが、多くの在住者の実感でもあります。

目を洗う・傷の消毒は絶対NG

一方で、絶対に水道水を使わないと決めているのが、目を洗う行為と傷口の洗浄です。

目を洗う際に水道水を使うと、アカントアメーバなど水道管や貯水タンク内に潜む細菌による感染症のリスクがあります。私はお風呂上がりは目薬で流すようにしており、水道水で目を洗うことは絶対にしていません。傷口の洗浄についても、日本で講習会を開いていた頃は「水道水で洗浄しましょう」と説明していましたが、チェンマイでは事情が異なるという点は覚えておいていただきたいところです。

食べ物についても、同じように段階を踏んできました。屋台では生ものは口にせず、ムーピンのような加熱済みの串焼きから始めて、徐々にソムタムのような料理に慣れていきました。

タイのセブンイレブンで売られている工場で生産された氷、10バーツ
セブンイレブンで売られている氷

氷についても同様で、円柱形で中央に穴が空いている、工場で作られたタイプの氷であれば、そのまま口にしています。普段はセブンイレブンで1袋10バーツの氷を使い、自分で水を凍らせることはしていません。

水の値段を比較してみた

私の普段の生活で、水の料金を比較してみました。次の表の通りです。

【水道水・給水機・ペットボトルとの価格比較】

種類価格1Lあたりの目安
水道料金(PWA)1,000Lで約25バーツ約0.025バーツ(約0.12円)
給水機1Lあたり約1バーツ約1バーツ(約4.8円)
Grabマート 6Lペットボトル1本34〜50バーツ約5.7〜8.3バーツ(約27〜40円)

一人暮らしの実際の水道料金

私のPWAの水道メーターの実績を見ると、4月から8月までの5ヶ月間で月平均150バーツ、使用量にすると月平均6ユニット(1ユニット=1,000リットル)でした。これを計算すると、1ユニットあたり約25バーツ、日本円で約120円という水準です。

飲むことはできませんが、日本と比較すると非常に安いです。

Grabマートで買う6Lペットボトル(34〜50バーツ)

Yindee(ยินดี)ブランド ドリンキングウォーター、6L

常備用として6Lのペットボトルを用意しており、重いのでGrabマートを利用して注文しています。価格は34〜50バーツ(約163.2〜240円)の間で変動しています。

外出時は500〜600mlサイズのペットボトルを購入することがあり、コンビニやスーパーでは7〜10バーツ(約33.6〜48円)、屋台では20バーツ(約96円)前後で売られています。

宅配水はチェンマイではまだ主流でない(バンコク中心のサービス事情)

私は宅配水サービスは利用していません。タイの水デリバリー業者はバンコクの日本人家庭で人気のところが多く、チェンマイではまだそこまで一般的なサービスとして定着していない印象です。

こうして表にしてみると、水道料金そのものは非常に安いものの、その水道水を安心して飲めない以上、日々の飲み水は別途、給水機かペットボトルで確保する必要があるというのが、チェンマイの水事情の実態だと感じています。

チェンマイ移住での支払いについて

水道料金の支払いは、コンドミニアムの管理事務所を通じて行っています。専用のアプリから請求内容を確認し、そのまま手続きができるので、日本語対応が少ない中でも助かっている部分です。実際の送金にはWiseを利用しています。

水道料金のような少額の海外送金は、実は銀行の海外送金手数料が意外とかさむ部分です。私は日々のこうした支払いにWiseを使っていますが、手数料の分かりやすさはもちろん、手続きに手間がかからないシンプルさが一番助かっている点です。海外に住んでいると、送金のたびに手続きが煩雑だとそれだけで負担になってしまうので、コンドミニアムへの家賃送金でも水道料金でも、同じアプリでさっと済ませられることが日常生活の負担を減らしてくれています。

実際のwiseデビットカード
愛用しているWiseデビットカード

Wiseの詳細はこちら

紹介コードから新規登録いただくと、初回の送金手数料が一定額まで無料になる特典が用意されています。私自身、家賃や水道料金のような毎月の送金でこの手数料の差を実感しているので、これから海外送金を始める方には特典があるうちに登録しておくと得だと思います。

紹介コード経由の登録特典は変更される場合があるため、最新情報は登録時の画面表示を優先してください。

ペットボトルの水の種類について

ドリンキングウォーターとミネラルウォーターの違い

タイのコンビニやスーパーで売られているペットボトルの水は、大きく分けて「ドリンキングウォーター」「ミネラルウォーター」の2種類があります。

ドリンキングウォーターはフィルターで不純物を取り除いた水で、価格帯は600mlあたり7〜10バーツ(約33.6〜48円)程度です。ミネラルウォーターは天然の水源から採取された水で、価格帯は500mlあたり12バーツ(約58円)前後という一例があります。

ドリンキングウォーターの代表的なブランドには、Chang(600ml/7バーツ・約34円、アユタヤ産の地下水使用)、Crystal(600ml/6バーツ・約29円、アメリカNSF基準を満たしFDA品質賞を3年連続受賞、ミネラル分なし)、Singha(600ml/7バーツ・約34円、天然地下水で適度なミネラルを含む)などがあります。セブンイレブンのPB商品「7 Select」は600ml/6バーツ(約29円)と、コンビニ・スーパーのPB商品はやや割安な傾向です。

ミネラルウォーターでは、チェンマイ県メーリムで採れた天然水を使用する「Aura」というブランドがあります。500ml/12バーツ(約58円)で、シリカとカルシウムを多く含んでいるのが特徴です。バンコクでは見かけない、チェンマイならではのご当地ブランドと言えます。

「ドリンキングウォーター」はろ過処理された水、「ミネラルウォーター」は天然の水源から採取された水という違いがあります。パッケージに産地が明記されているものは、ミネラルウォーターであることが多いです。

硬水・軟水の違いと選び方

もう一つの分け方として、硬水と軟水があります。タイの水道水の硬度は約120mg/Lとされ、WHOの基準では硬水に分類されます。市販のペットボトル水にも硬水タイプが多く、日本の軟水に慣れている私たちにとっては、味の違いを感じることがあるかもしれません。

赤く囲まれてたタイ食品医薬品局(อย.=オーヨー)の認証番号
赤く囲まれているのが、タイ食品医薬品局(อย.=オーヨー)の認証番号

ペットボトルのラベルには、タイ食品医薬品局(อย.=オーヨー)の認証番号が印刷されています。無名メーカーの水を選ぶ際は、この番号の有無を確認しておくと安心材料になります。

屋台の氷はどう見極める?

円柱形の氷は工場製で安心材料(選び方の一例として)

屋台やレストランで出る氷にも、見極め方があります。円柱形で中央に穴が空いているタイプは工場で作られたもので、安心材料の一例とされています。

グラスに工場で作られた円柱形の氷がが入っている
工場で作られた円柱形の氷

細かく砕かれたクラッシュアイスのようなタイプは、粉砕する工程で衛生管理にばらつきが出やすいと言われているため、私は普段からセブンイレブンの袋氷を選ぶようにしています。


いかがでしたか?

一時帰国して水道水をそのまま飲んだ時、素直に「おいしい」と感じました。だからこそ、チェンマイでは自分なりの工夫を重ねながら、この土地の水と付き合っていきたいと思っています。

この記事では、チェンマイ移住後の日常生活における水道水との付き合い方、給水機やペットボトルの使い分け、実際の水道料金、そして目や傷口のケアで気をつけるべき点をお伝えしました。
私の体験が、あなたのチェンマイでの水との付き合い方の参考になれば嬉しいです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後もチェンマイ移住や旅行についてお話しします。
また次のブログで、お会いしましょう👋

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この記事を書いた人

タイ旅行とアロマ、スパが大好きな50代。
現在はチェンマイ在住。移住生活のリアルと、お金との向き合い方を発信しています。
感覚も大切にしながら、ちゃんと考えて自由に生きる。その試行錯誤を綴っています。

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