ヘアドネーションを50代女性が体験!アピアランスケアへの思い

「50代で挑戦!ヘアドネーション体験記 寄付までの流れ」のタイトル文字と、束ねた髪の毛やレターパックを机に置き、郵便ポストへ投函する準備をしている女性のイラストが描かれたアイキャッチ画像

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皆さんこんにちは、タイ大好きちぃです。

チェンマイ移住中の一時帰国の際、念願のヘアドネーションを行いました。今回私は実際にやってみて、年齢とともに変化する髪の悩みや、ずっと気になっていた社会貢献について考える機会となりました。

みなさんはこの「ヘアドネーション」って、知ってますか?

この記事を読めば、50代で初めて挑戦したヘアドネーションのリアルな体験談や、タイ生活を見据えた髪型のオーダー方法、そして寄付までの具体的な手順がわかります。

では、行ってみましょう!

目次

50代での決断と元看護師としての思い

アピアランスケアの大切さと妹からの刺激

チェンマイから日本へ一時帰国する際、私はずっと心に決めていた大きなミッションがありました。それは、長く伸ばし続けた自分の髪を寄付する「ヘアドネーション」を実行することです。

私がこの活動に関心を持っていた背景には、退職するまで35年間にわたり看護師として働いてきた経験があります。外来の化学療法室で勤務していた頃、これから抗がん剤治療を始める患者さんへ事前のオリエンテーションを行っていました。

治療の薬剤にもよりますが、投与してすぐに髪が抜けるわけではなく、だいたい2〜3週間後あたりから脱毛が始まることが多いです。患者さんは通院治療ですので、症状が出始めた時に看護師が自宅へ伺って対応することはできません。前もって起こりうる外見の変化を想定してお伝えし、ウィッグの準備などのご自身でのアピアランスケアをサポートすることが大切な役割でした。

【ヘアドネーション】

小児がんや先天性の脱毛症などで髪を失った子どもたちに、無償で医療用ウィッグを提供するため、自分の髪の毛を寄付する活動のことです。規定の長さまで伸ばした髪を送ることで、誰かの笑顔へと繋がります。

【アピアランスケア】

がん治療などに伴う外見の変化に対するケアのことです。脱毛などの身体的な変化による精神的苦痛を和らげ、患者さんが自分らしく社会生活を送れるようサポートするための大切な支援を指します。

仕事を通してアピアランスケアの重要性を知っていたため「いつか私も、自分の髪を誰かの笑顔のために役立てたい」という思いは持っていました。多忙な現役時代はなかなか髪を長く伸ばし続ける余裕がありませんでしたが、退職して時間ができた今ならできると思ったのです。

そしてもう一つ、妹が少し前にヘアドネーションに挑戦していたことも理由の一つです。妹の話を聞いて、「それなら私も真似してやってみようかな」という、比較的軽い気持ちで今回のチャレンジを決めました。

実は、チェンマイ移住での「美容室へ行く費用や手間を少し節約したい」という理由もありました。

ブログ「じゆうじかん日記」のアイコン

ボリューム低下や頭皮の負担から「最初で最後」の決意

ヘアドネーションで髪を寄付するには、基本的に「最低でも31cm以上の長さが必要」というルールがあります。

いざその目標に向けて髪を伸ばし始めてみると、チェンマイの暑さの中では常に髪をまとめなければならず、毎日の洗髪やドライヤーにも時間がかかりました。

そして何より実感したのが、50代という年齢特有の髪と頭皮の変化です。髪が長くなるにつれて、頭皮のハリや再生能力そのものが衰え、髪全体が自然に勢いをなくしているような感覚がありました。シャンプーやブラッシングの際に抜け毛が多く感じられたことも、頭皮への負担を気にするきっかけになりました。

とはいえ、やはり年齢的な髪のボリューム低下は否めません。「ヘアドネーションをするなら、今回が最初で最後の機会になるだろう」と思い、時々自分で長さを測り31cmを超えたことを確認して、日本へ一時帰国するタイミングに合わせてカットのスケジュールを立てていきました。

サロン探しとタイ生活を見据えたオーダー

妹の紹介で行きつけの美容室へ!カットの様子

美容室でのヘアドネーションの様子、ゴムで6束にまとめカットしている絵
美容室でのカットの様子

帰国に合わせて、いよいよヘアドネーションに対応してくれる美容室探しを始めました。

ちなみに、チェンマイと日本を行き来する一時帰国の航空券は、毎回Trip.comで手配しています。海外からの往復便も比較しやすく、アプリ一つでフライトスケジュールを管理できるため、滞在中の予定(美容室や買い出しなど)を立てる際の起点として重宝しています。

Trip.comで航空券を探してみる

インターネットで近隣の店舗を検索してみると、対応可能なサロン自体は4〜5店舗ほど見つかりました。しかし、各店舗の詳細を調べてみると、ドネーションカットの料金が予想以上に高く設定されていたり、駅から遠く交通の便が悪いため車がないとアクセスが難しい場所にあったりと、私の条件にピタリと合うお店がなかなか見つかりません。

悩んだ末、実際にヘアドネーションの経験がある妹に相談してみることにしました。すると、妹が行きつけにしている美容室を紹介してくれることになりました。その店舗も駅から離れた静かな場所にあるため、当日は妹の運転する自家用車で向かうことになりました。予約の手配も全て妹がサポートしてくれ、スムーズでした。

美容室に到着すると、温かい雰囲気の担当美容師さんが笑顔で迎えてくれました。席に座ると、作業の手順や、仕上げまで1時間ほどで終わると適切に説明していただき、安心してお任せすることができました。いよいよ鏡の前で、長く伸びた自分の髪とお別れです。

ヘアドネーションのカットは、通常のカットとは全く異なる手順で行われます。髪がバラバラにならないよう、まずは細かくブロックを分けてゴムでしっかりと束ねていきます。

私の髪も、後ろと横でいくつものブロックに分けられ、小さなゴムで結ばれていきました。美容師さんが定規で長さを測り、寄付に必要な長さが十分に確保できていることを確認してくれます。

いざハサミを入れる段階になり、美容師さんから「ご自身で最初のひと束をカットしてみますか?」とセルフカットの提案を受けました。カットにはあまり興味がなかったので、付き添ってくれた妹と担当美容師さんにカットをお願いしました。

美容室での様子、美容師さんに見守られながら妹がカットしている絵
美容師さんに見守られながら、妹がカット

ゴムの根本から上約1cmのところを、ザクッ、ザクッと小気味良い音を立ててハサミが入っていきます。切り落とされた細い6束を見て、意外にも少ない量に、内心「これで足りるのかな」とちょっと心配しました。

チェンマイ生活を考慮した「洗ったまま」のヘアスタイル

美容室での様子、
ヘアドネーション用にカットした後の絵
ヘアドネーション用にカットした後

長い髪を切り終え、いよいよ全体のヘアスタイルを整えていく工程に入ります。担当の美容師さんに希望を聞かれた際、私はめんどくさがりなので、「洗ったまま簡単にケアできるスタイルにしてください」とお願いし、タイはとても暑い気候であることも簡潔に伝えました。

タイでは一年を通して気温が高く、Tシャツ一枚で過ごすような気候が続きます。GrabやBoltを使って移動したり、日中少し外を歩いたりするだけでも汗をかくため、1日に複数回シャワーを浴びることも珍しくありません。そのため、ドライヤーで念入りにブローをして形を作ったり、スプレーでしっかりとセットしなければならないような髪型は、私の現地のライフスタイルには合わないのです。普段のスタイリングも、基本的にはキャリアオイルとバームをサッと馴染ませるだけで済ませています。

ちなみに、チェンマイの暑さで1日に何度もシャワーを浴びる私の髪を労わってくれているのが、無印良品のヘアケアアイテムです。

愛用しているのは「植物発酵液シャンプー・コンディショナー(さらさら)各990円(税込価格)」。これをボトルには移し替えず、直接「詰替えパウチ用吊り下げノズル390円(税込価格)」を取り付けてお風呂場に吊るして使っています。

シャワー室のタオルハンガーにかかっている、無印良品の植物発酵液シャンプー・コンディショナー
愛用しているシャンプー・コンディショナー、先端には専用ノズルが付いている

ボトルの底がヌルヌルするストレスがなく、衛生的なうえに最後まで無駄なく使い切れるので、めんどくさがりの私には手放せないセットです。

シャンプー・コンディショナーと専用ノズルは、私の楽天ROOMにまとめています。

無印良品の専用ノズル
専用ノズル

パウチを吊るすのに使っているフックは、無印良品の「アルミS字フック・大」190円(税込価格)です。パウチの穴のサイズにぴったり合うので、同じように揃えたい方はネットストア(または店舗)でチェックしてみてください。

無印良品のアルミS字フック・大をシャンプーの詰め替え用に引っ掛けている様子
無印良品のアルミS字フック・大も引っ掛けることができる

無印良品ネットストアでアルミS字フックを見る

常夏のタイでのロングステイにおいて、ヘアスタイルは「いかに手間をかけず、清潔感を保てるか」が重要なポイントになります。

美容師さんは私の意図をすぐに汲み取ってくれ、乾かすだけで自然とまとまるスタイルに仕上げてくれました。ドネーション用に束ねてカットした直後よりも、さらに全体を短くスッキリと切り揃えています。

鏡の中には、首筋が見え、驚くほど頭が軽くなった自分がいました。頭を左右に振ってみても肩にかかる髪の重さが一切なく、とても身軽で爽快な気分でした。このスタイルならチェンマイに戻ってもストレスなく快適に過ごせると確信し、プロの技術の高さに心から感謝しました。

髪の毛の行方と自分で送る手順・費用

レターパックで郵送!主な寄付先の紹介と髪の活用法

ヘアドネーション用にカットした髪の毛をジップロックに入れて、レターパックに入れて郵送準備している絵
レターパックに入れて郵送準備している

美容室でのカットを終え、綺麗に束ねられた自分の髪の毛をジップロックに入れて持ち帰りました。ここからは、自分で寄付先の団体へ郵送する手続きに入ります。

ヘアドネーションには、皆さんの善意を確実に届けるための大切なルールがあります。詳しくは次の通りです。

【ヘアドネーションの発送ルール】

  • 発送は自分自身で: 現在、個人情報保護や団体側の事務負担軽減のため、美容室が代行して送ることはできません。必ずドナー本人が梱包し、送料を自己負担して送付します。
  • 追跡可能な発送方法を推奨: 事務局には毎日膨大な数の髪の毛が届くため、個別での到着確認には対応していません。そのため、追跡サービスがついている「レターパック」での発送が強く推奨されています。郵便局やコンビニで買える専用封筒に詰めてポストに投函するだけなので、とても簡単です。

【主な寄付先団体(2026年時点)】

  • JHD&C(ジャーダック): 日本で最も歴史のある団体です。送り先は「〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-8-18 JHD&C事務局」となります。

【寄付された髪がウィッグになるまでの工程】

  1. トリートメント処理: 工場に届いた髪は、一人ひとり異なる髪質を均一にするため、専用の薬剤で完全に脱色(キューティクル処理)されます。
  2. 髪の調合と染色: 一つのウィッグを作るには、なんと約30〜50人分もの髪の毛が必要です。数人分の髪を丁寧に混ぜ合わせ、自然な髪色に染め直します。
  3. 手作業での植毛: 染め上がった髪は、職人さんの手によって一つひとつベースのネットへ植毛され、医療用ウィッグとして生まれ変わります。

【ウィッグ以外の髪の毛の利用方法】 規定の長さに満たなかった髪や、ウィッグの製作工程でロスとなってしまった髪の毛も、決して無駄に廃棄されるわけではありません。

  • 伝統工芸への活用: コシのある人毛は、神社仏閣などの文化財修復に使われる「漆刷毛(うるしばけ)」という筆の貴重な材料として重宝されます。
  • 活動資金への転換: 美容商材の評価用など、産業用の素材として転売され、その利益がウィッグを製作・無償提供するための大切な資金として充てられる仕組みになっています。

自分の髪がもしウィッグの材料として使えなかったとしても、決して無駄に廃棄されることなく別の形で役立ててもらえるのだと知り、心から安堵しました。レターパックの封筒に宛名を書き、ポストに投函した瞬間は、何かを成し遂げたというよりも「無事に送り出せてよかった」というホッとした気持ちに包まれました。

美容室でのドネーションカット費用

今回のヘアドネーションにあたり、美容室でお支払いした費用は、シャンプーとカット代を含めて4,000円(税込)でした。私の場合は特別な手数料などはかからず、通常のヘアカットと同じ価格で対応していただけました。

ヘアドネーション用のカットは、髪がバラバラにならないよう細かくブロックに分けてゴムで束ねたり、定規で長さを測りながら慎重にハサミを入れたりと、通常のカットよりも工程が多く時間もかかります。そのため、美容室によっては「ドネーション専用メニュー」として通常より高めの料金が設定されていたり、追加料金がかかったりする場合があります。予約の際に費用の確認をしておくと安心です。

前述の通り、カットした髪は美容室からではなく自分で発送するため、お店での支払いは純粋な施術代のみとなります。費用面でも美容室側への負担がないよう、お互いに気持ちよくやり取りできる仕組みになっています。

これから挑戦する同世代へのメッセージ

50代という年齢で、髪の勢いの衰えや抜け毛と向き合いながら伸ばし続けた髪。それが今、少しでもアピアランスケアを必要としている方の役に立てるかもしれないと思うと、退職後の時間を使って行動に移せたことは素直に嬉しく感じています。

もし今、同年代の女性で「ヘアドネーションをやってみたい」と迷っている方がいたら、できるだけ早めに行動することをおすすめします。

髪のボリュームや頭皮の健康状態は、年齢とともにどうしても変化していきます。「まだ大丈夫」と思っていても、長く伸ばす過程での負担は想像以上です。

私自身、頭皮への負担を考慮すると今回のヘアドネーションが最初で最後の経験になると思っています。迷っている方は、髪にまだ余力があるうちに美容室へ足を運んでみてください。短く切った後の頭の軽さと、無事に送り出せた時のホッとした気持ちは、とても良い経験になるはずです。


カフェのテーブルに置かれたアイスカフェラテ
カフェでほっと一息

いかがでしたか?

この記事では50代でのヘアドネーション体験と、タイ生活を見据えたサロンでのオーダーから寄付までの流れをお伝えしました。

私の体験が、あなたのアピアランスケアへの関心や、ヘアドネーション挑戦への一歩の参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。今後もチェンマイ移住やタイ旅行についてお話しします。

また次のブログで、お会いしましょう👋

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この記事を書いた人

タイ旅行とアロマ、スパが大好きな50代。
現在はチェンマイ在住。移住生活のリアルと、お金との向き合い方を発信しています。
感覚も大切にしながら、ちゃんと考えて自由に生きる。その試行錯誤を綴っています。

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