食の安全と体調管理|タイの牛乳と衛生事情

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皆さんこんにちは、タイ大好きちぃです。


チェンマイで暮らしていると、日本にいた頃には気にしなかった「食の安全」について、ふと立ち止まって考える瞬間が増えました。

牛乳ひとつとっても、国によってこんなに事情が違うのかと驚くことがあります。


この記事を読めば、牛乳や食品添加物の衛生管理における国ごとの違いと、日々の体調管理のヒントがわかります。


では、行ってみましょう!

目次

友人から聞いた牛乳の話がきっかけでした

チェンマイで見かけた牛、敷地内の草を食べている様子
チェンマイで見かけた牛

先日、中国人の友人と話していて、興味深い話を聞きました。

「中国の牛乳はあまり美味しくない、タイの牛乳の方がずっと美味しい」というのです。特に気に入っているのは、明治の低脂肪牛乳だそうです。タイでは、多くの日本メーカーが商品を販売しています。
最初は好みの問題かと思いましたが、話を聞いていくうちに、単なる味の好みだけではなさそうだと感じました。友人によると、中国では過去に牛乳に混入物があったという話も出てきて、これはおそらく2008年に起きたメラミン混入事件のことだろうと思い当たりました。

【コラム】

メラミン混入事件とは、2008年に中国の乳業大手が、粉ミルクや牛乳のタンパク質含有量を偽装するために工業用素材であるメラミンを混入した事件です。乳幼児を中心に健康被害が広がり、社会的に大きな衝撃を与えました。
この問題は日本にも影響を及ぼし、厚生労働省は中国から輸入される乳及び乳製品の輸入手続きを保留する対応を取りました。国内でも中国製牛乳を使用した菓子パンなどの回収や、飲食チェーンでの中国産食材の使用中止といった動きが相次ぎ、当時は連日ニュースで取り上げられるほどの騒ぎになりました。

中国と日本、牛乳への信頼度がこんなに違う理由

メラミン混入事件が残した傷跡

この事件をきっかけに、中国国内では乳製品への不信感が根強く残ることになりました。事件から年月が経ち、法整備や検査体制は当時と比べて進んでいますが、一度失われた信頼を取り戻すのは簡単ではないようです。友人の「中国の牛乳は美味しくない」という感覚の背景には、味そのものというより、こうした過去の出来事への記憶があるのかもしれません。

ニュージーランド産でも「美味しくない」と感じる理由

さらに友人は、「ニュージーランド産の牛乳を輸入していても、あまり美味しくない」とも話していました。これについては、原料の産地が良くても、加工や流通の過程で風味が変わってしまう可能性が考えられます。輸入品の多くは常温保存できるよう高温で殺菌されていたり、現地の工場で再充填されていたりするため、産地そのままの風味とは限らないようです。加えて、一度不信感が根付くと、実際の品質差以上に「美味しくない」と感じやすくなる、という心理的な側面もありそうです。

牛乳の「美味しさ」は、産地だけでなく、殺菌方法・流通期間・過去の食品事故への記憶など、複数の要素が絡み合って決まっているようです。

中国の牛乳事情、今はこう変わってきています

この話を書きながら、ふと自分のイメージを振り返ってみました。私の中では、中国というと牛乳をそのままコップで飲むというより、ヨーグルトのパックにストローを刺して飲むイメージの方が強かったからです。
調べてみると、これはあながち的外れではなさそうです。現状の中国では、液状乳が乳製品全体の生産量の9割以上を占めていて、そのうち常温保存できる超高温殺菌乳(LL牛乳)の割合が7割程度にのぼるそうです。つまり冷蔵の牛乳をコップで飲むというより、常温保存できるパック牛乳や、加糖・加工されたヨーグルト飲料を手軽に飲む、というスタイルが定着しているようです。

かつて中国では、牛乳は病人や乳児のための栄養食という位置づけが強かったそうですが、現在はさまざまな商品が流通するようになっています。

一方で、近年は健康志向の高まりから、低温殺菌乳やヨーグルトの需要が少しずつ伸びてきているとのことでした。友人が感じている「あまり美味しくない」という印象と、こうした市場全体の変化が、この先どうすり合っていくのか、個人的には興味深いところです。

タイの牛乳事情、ブランドと使い分けの秘密

チェンマイのセブンイレブンの冷蔵棚に並ぶ、様々な牛乳
様々なメーカーの種類、下段右側が2L牛乳

明治以外にもこんなブランドがあります

タイの牛乳・乳製品市場には、明治以外にもさまざまなブランドがあります。老舗として知られるのがフォアモストで、65年以上にわたってタイで乳製品を製造・提供してきました。ほかにもダッチミル、マリー、ファームハウス、ビタミルクといったブランドがスーパーやコンビニの棚に並んでいます。

興味深いのは、同じ「牛乳」でも製法へのこだわりに違いがあるという点です。現地の情報によると、ダッチミルやフォアモストは輸入した粉乳を主原料にすることが多いのに対し、明治は生乳を使った低温殺菌牛乳にこだわっているといわれています。この製法の違いが、明治の牛乳が美味しいと感じられる理由のひとつなのかもしれません。

冷蔵タイプと常温タイプ、どう使い分けられているのか

タイでは、日本でよく使われる超高温殺菌法(120〜150℃で1〜3秒殺菌)とは異なり、63〜72℃でゆっくり加熱するパスチャライゼーションという方法が主流とされています。この製法は風味が損なわれにくく、消化にもやさしいという特徴があるそうです。
ただし、国内の生乳生産だけで需要をすべて賄うのは難しく、保存性を高めた常温保存タイプの牛乳も一定のシェアを保っています。近年はコールドチェーン(低温での物流網)の整備が進んだことで、冷蔵タイプの牛乳の消費が増加傾向にあるとのことでした。

冷蔵タイプは生乳を使い風味を重視したもの、常温タイプは保存性と流通の利便性を重視したもの、という違いで使い分けられているようです。

街中のカフェが2Lの冷蔵ボトルを使う理由

チェンマイの街中を歩いていると、カフェの厨房で2リットル以上の冷蔵ボトル牛乳が使われている光景をよく見かけます。価格は日本とさほど変わらないにもかかわらず、なぜあえて冷蔵タイプを選んでいるのか気になっていました。


考えられる理由のひとつは、コーヒーとの相性です。低温殺菌の冷蔵牛乳は乳成分が壊れにくく、ラテなどのミルクフォームの質が良くなるとされています。日本でも、こだわりのあるカフェほど低温殺菌牛乳をあえて選ぶ傾向があり、同じ考え方がタイのカフェ文化にも当てはまっているのかもしれません。


また、タイの酪農は小規模な農家が多く、1頭あたりの乳量も日本の約半分程度にとどまっているとされ、こうした生産構造が生乳そのものの単価に影響している可能性もありそうです。

食品添加物の管理、実は国によってこんなに差がある

日本・中国・タイ、厳しさの位置づけ

日本・中国・タイに関する食品添加物規制比較を解説する画像

牛乳の話から少し視野を広げて、食品添加物の管理についても調べてみました。よく言われるように、EU(ヨーロッパ)は世界的に見ても規制が厳しい地域とされています。その次に位置づけられるのが日本で、独自の指定添加物リストを持ち、他国で使用が認められているものでも日本で指定されていなければ使用できない、という慎重な運用をしています。
タイについては、タイFDA(食品医薬品委員会事務局)が輸入食品にも国内と同等以上の品質基準を求めており、告示にない添加物は個別承認が必要という、比較的慎重な仕組みになっています。健康強調表示などの規制もむしろ近年厳格化する方向にあるようです。
一方、中国は2024年に食品添加物の使用基準が新たに公布され、2025年から施行が始まったばかりで、制度としては整備が進んでいるものの、加工品市場の規模が大きい分、現場レベルでの徹底にはまだ課題があるとされています。

大まかな位置づけとしては、EU>日本≒タイ>中国、というイメージが実情に近いようです。ただし国ごとに規制対象や表示方法が異なるため、単純な優劣では測れない部分もあります。

体調管理は「食」だけじゃない、友人たちの日常ルーティン

食の安全性の話をしていて気づいたのですが、私の周りの友人たちは、食事そのものだけでなく、日々の過ごし方全体で体調を整えている印象があります。

中国人の友人の場合|手作り中心の食生活と運動習慣

先ほどの中国人の友人は、朝はウォーキングと体操、夕方からはエクササイズやバドミントンをするという生活を続けています。食事は基本的に手作りで、市場でアボカドやバナナ、野菜を購入し、スーパーでは豚肉の塊や牛乳もまとめて買うそうです。朝食はバナナとアボカド、牛乳を使ったシェイクが定番で、普段の食事は中国料理を作りながらも、チェンマイではタイ米を食べているとのことでした。

テーブルに置かれたシャトルコックキック

友人が教えてくれたシャトルコックキック、足で蹴って遊ぶ

もちろん、タイ料理も口にされるそうですが、チェンマイに移住した3年前と比べると屋台のお惣菜は高くなったと嘆いていました。

タイ人の友人の場合|果物中心の食事と無理をしない運動

タイ人の友人は、タイ料理を手作りし、果物を多く取り入れた食生活をしています。お菓子も楽しみつつ、コーヒーを飲む時間帯は意識しているそうです。運動はエクササイズや水泳を取り入れていますが、疲れを感じたら無理せず休む、というスタンスを大切にしているようでした。

・手作り中心で、市場や地元スーパーの食材をうまく活用している
・運動は毎日のルーティンに組み込みつつ、無理をしない
・果物や野菜を意識的に取り入れている

こうして話を聞いていると、国が違っても「無理をしすぎない」「食事は自分で作る」という共通点があるように感じます。

私が実践している、体調を保つための工夫

移住生活では、気候や食材、水質など、日本にいた頃とは違う環境に体が慣れるまで、多少の時間がかかることがあると言われています。食事では3つのことを、運動では体を動かす習慣を、そして体調の観察を心がけています。

①最初は加熱したものを食べるようにして、氷やソムタムなどの生の野菜は1ヶ月を過ぎた頃から、少しずつ取り入れるようにしました。

②腸内環境を整えることを特に注意しています。納豆・ヨーグルト・キムチなど、毎日違うものを取り入れています。同じものばかり取り入れず、タイで手に入れられるものや手作りできるものを工夫して食べています。いろんな善玉菌を増やすことで、腸内フローラを保つことを意識しています。

「THAI-DENMARK」のストロベリーヨーグルト

③辛いものを適度に摂ることです。元々辛い食事は好きな方ですが、タイ料理の中には私の限度を超えてくるものがあります。そのため、レストランや屋台では唐辛子などの量を減らしてもらうことや、追加する香辛料を過度にかけないようにしています。タイでは、本当に注意が必要です。血圧への影響や、腸への刺激を避ける目的です。

これらのことを実践するために、市場やスーパーで手に入る食材を活用しながら手作りの食事を続けることを楽しみながら、当たり前のことを行なっています。

運動では、無理のない範囲で体を動かす習慣を保つことです。環境が変わったときの体調管理の基本として、よく挙げられる考え方です。退職後の生活では、よく散歩をしていました。日本の道はちゃんと歩道があるところが多く、川沿いなどはウォーキングコースがあります。タイでは歩道が整っているところが少なく、歩くときには注意が必要です。

その代わり、プールやジムを備えているコンドミニアムが多くあるので、定期的に利用しています。最近では、友人たちとエクササイズを行うことがあるので、楽しみながら運動しています。

最後に、体調の観察です。海外では特に、環境の変化や日本との気候の違いで、思わぬ変化を起こすことがあります。体調に違和感を覚えたときは我慢せず、早めに休養を取ったり、必要であれば現地の医療機関に相談したりすることが、長期的に暮らしを続けるコツだと考えています。

・食事は加熱調理から始め、腸内環境を整える発酵食品を毎日違う種類で取り入れている
・運動は歩道の少なさに合わせてプールやジムを活用し、無理のない範囲で継続している
・辛さや香辛料の量を自分で調整し、体調の変化を我慢せず早めに対処している

実は私自身も、チェンマイで体調を崩し、現地の病院にかかった経験があります。そのとき助かったのが、エポスカードに付帯する海外旅行保険のキャッシュレス・メディカルサービスでした。病院への支払いを自分で立て替える必要がなく、保険会社が直接病院に連絡して手配してくれたので、とても心強かったです。


私が持っているのはプラチナカードで、対応してくれたのはSompo Japanでしたが、ノーマル・ゴールドカードでも同様にキャッシュレス・メディカルサービスは利用できます(引受保険会社は三井住友海上火災保険)。ノーマルカードは年会費無料、ゴールドカードも招待や年間利用額などの条件を満たせば年会費が永年無料になるので、コストを抑えながらこうした保険を持てるのは長期滞在者にとって心強いポイントだと感じています。

実際のエポスプラチナカード
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利用付帯とは、航空券やホテル滞在費などの旅行に関わる費用をエポスカードで支払うことで、海外旅行保険の補償が適用される仕組みです。ノーマルカードから補償が受けられ、出発日から90日間の旅行が対象となります。


いかがでしたか?


この記事では、牛乳や食品添加物の衛生管理をめぐる国ごとの違いと、友人たちや私の日常の体調管理の工夫をお伝えしました。


私の体験が、あなたのタイでの暮らしにおける食との向き合い方の参考になれば嬉しいです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。今後もチェンマイ移住やタイ旅行についてお話しします。


また次のブログで、お会いしましょう👋

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この記事を書いた人

タイ旅行とアロマ、スパが大好きな50代。
現在はチェンマイ在住。移住生活のリアルと、お金との向き合い方を発信しています。
感覚も大切にしながら、ちゃんと考えて自由に生きる。その試行錯誤を綴っています。

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